今後、東北が抱える問題は各県や各自治体のみでは解決できない課題も多くなってくると考えます。
だからこそ、東北の各エリアが連携しあい、同じ課題感を抱えるならば連携し解決にむけて知見や経験を共有する機会を増やしていくことが必要ではと思っています。
また今回は全世代型の募集でしたが、U30など、各世代別のイノベーション人材を発掘するなど、ぜひ若い世代の育成に力を注いでほしいと考えます。
同じ子ども分野にも関わらず、行政内においては子育てと教育は切り離されがちなところだと思います。このプロジェクトがあることで、出産〜子どもの自立までの流れの中で、切れ目のないサポートを各所が連携して行っていけるのではないでしょうか。多様な居場所や学び場が必要とされる中で、一人一人が輝くことができる社会の土台を作るべく、行政や民間それぞれの立場から協働していく仕組みづくりを期待します。
東北には素晴らしいものがたくさんあります。地域のよいものを組み合わせ、協業しながら活性化させていくことが必要だと思います。
活気にあふれ賑わいのある地域になっていくことで、外からの交流も生まれ、ますます地域が豊かになっていくと思います。
東北には歴史や自然・農産物、人など多くの資源があります。
しかし、その見せ方や活用の仕方がうまくできていないように個人的には感じています。
京都といえば、歴史・大阪といえば、お笑いや食い倒れの街、九州や北海道は北と南の自然というイメージがあるように、何かコンセプトを固めて、そのコンセプトを目的に東北=◯◯というイメージ戦略を持って取り組んでいくのがいいのではないかと考えています。まずは地域のことを知ってもらうのが一つのステップだと考えます。
そのターゲットが1番に興味を持つことで注意を惹き、現地の人と繋がり、人の魅力を伝えることによって、その人のファンになり、地域を訪れるきっかけにもつながると考えています。
特に遊休不動産等の既存ストックの利活用、新たな事業の創造を応援する文化やコミュニティの構築、街の回遊性の向上等に非常に共感しました。
私たちも同じような内容で活動していきたいと考えているので、ぜひ参考にさせて頂きたいと思います。
仙台市だけではなく東北全体として考えて頂いていることが秋田県民としても頼もしく感じます。同時に仙台だけに頼り切るのではなく、私たちも新たな柱となる事業を作っていかなくてはと感じました。
社会起業家
減災 Days
細谷 真紀子 氏
ORBISスマートエイジング賞 特別賞
活動内容
減災ムガサリLab.「防災環境都市」は、まちづくり全体を包括するプロジェクトですが、実績のある廃棄物の部分のみが具体化されていて、他の部分で何をどう市民の「日常に織り込む」のか? どう「地域のつながりを深める」のか? より具体的な展望が知りたい!と思いました。社会にあるハード・ソフト全てに防災・減災の行動は当てはまるので、防災・減災の先進的な技術・インフラなどのハードの整備と両輪で、市民のサスティナブルな具体的行動というソフト面が育まれることが必要ではないかと感じます。他のプロジェクトの課題と横断的に繋がり共に解決に導く視点や、幅広い世代でコミュニティを磨く防災教育の拡大が実現されることを願っています。